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「がん診療連携推進病院」 5病院認定 岡山労災、倉敷成人病センター、川崎など

 県は4月1日、高い水準の医療を提供する「がん診療連携推進病院」に、岡山労災病院(岡山市南区)や倉敷成人病センター(倉敷市)など県内5病院を認定する。岡山大病院(岡山市北区)など国指定の「がん診療連携拠点病院」に準じるもので、患者が医療機関を選ぶ目安にしてもらう。

 他に認定されるのは、岡山市民病院(岡山市北区)、川崎病院(同)、金田病院(真庭市)。がん細胞診断や放射線治療など高度な治療体制や相談窓口の整備などを要件に認定する。

 県によると、がん治療は病院によって技術差があり、手術後に地域の病院に移って治療を続けることは難しいという。拠点病院と並ぶレベルの病院を設けることで、より質の高い治療を受けられるようにする。

 拠点病院と推進病院の間で情報共有も図り、患者の紹介や相互受け入れを推進。合同の研修会を開くなどして一層の医療水準向上に努める。

 拠点病院には岡山大病院、倉敷中央病院(倉敷市)、津山中央病院(津山市)など県内7医療機関が指定されている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年03月31日 更新)

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