岡山県で２２日、新型コロナウイルスに感染していた高齢者１人の死亡と、１８６６人の感染が発表された。１日当たりの感染者数は２日連続で過去最多を更新。岡山、倉敷市で計４件のクラスター（感染者集団）が発生した。県内での死者は２５５人、感染確認は１１万８５２９人となった。

　死者は県が発表した新規感染者の１人で、年代や居住地は非公表。

　他の感染者は岡山市９２５人、倉敷市４２１人、津山市９０人、総社市６２人など。年代別は１０、２０代が各３２８人と最多で、１０歳未満２８４人、３０代２６６人、４０代２６４人などと続く。判明している症状では中等症が２人いる。

　クラスターは、岡山市の医療機関と通所介護施設で各７人、倉敷市の学校と高齢者福祉施設で各９人の感染が分かった。県内での発生は８０８例となった。

岡山大病院、感染伏せ勤務の業者を取引停止

　岡山大病院（岡山市）は２２日までに、病院に常駐する外部業者の社員が感染を伏せて勤務していたとして、業者を２カ月間の取引停止とした。停止処分は２１日付。社員は患者と接触する業務ではないという。

　病院によると、社員は体調を崩し、７日にＰＣＲ検査を受けて陽性が判明。陰性と偽って８日の午前中に院内で勤務していた。