岡山県で２７日、２２７２人の新型コロナウイルス感染が発表された。１日当たりの感染者数は２３日の１８９３人を上回り、過去最多を更新。初めて２千人を超えた。クラスター（感染者集団）も新たに１２件発生。県内での感染確認は１２万７３６４人となった。

　県内の感染者は６月末から増加に転じ、急速に拡大してきた。今月２０日には千人を超え、さらに１週間で倍増した。オミクロン株の派生型「ＢＡ・５」への置き換わりが進んだことなどが要因とみられる。

　岡山市１１４５人、倉敷市６０２人、津山市９８人、赤磐市５４人など。年代別では１０歳未満が４４９人と最多で、１０代３７３人、４０代３４１人、３０代３２９人、２０代２９８人などと続く。４人が中等症で、他は軽症か無症状。

　クラスターは岡山市の児童福祉施設で１１人、医療機関で９人、倉敷市の医療機関で６人の感染が判明。他に、玉野、真庭、津山市の各学校、瀬戸内、赤磐市、美咲町の各高齢者施設、津山、総社市の各保育施設、早島町の社会福祉施設で５～１１人の感染が分かった。県内での発生は８３６例となった。