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ソバ米雑炊 実広がれば炊き上がり

<図>野菜などの重ね方

 養分が少ない土地でも育つソバは昔から日本人に愛されてきた身近な食材のひとつ。加工して麺として食べる方法が一般的ですが、今回はソバの実(ソバ米)の食感を味わえるレシピを紹介します。なかなか普段は使わない食材だけに炊き具合が分かりにくいと思うかもしれませんが、心配はいりません。花が咲くように実が広がれば、炊き上がったサイン。所用時間は20分ほどです。

 ソバに含まれるルチンは血流をスムーズにし、高血圧や動脈硬化などを改善する作用があるといわれています。一方、食物アレルギーの「代表格」といえる存在なので家族を含めて、食べる際は十分に注意してください。

 雑炊はさっとかきこめる食べやすさが魅力。歓送迎会や花見などで飲酒の機会が増えるこの季節は、飲んだ後の“締め”としてもお薦めです。

 ただ、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

<材料>(5人分)

 ソバの実 半カップ
 ゴボウ 30グラム
 サトイモ 2個
 ニンジン 1/2本
 タマネギ 1/4個
 ハクサイ 2枚
 生シイタケ 3枚
 ミツバ 1束
 だし汁(コンブ、カツオ、シイタケ)3.5カップ
 しょうゆ 大さじ1.5

<作り方>

 (1)ソバの実は1.5倍の水で炊いておく。

 (2)材料を図のように重ね、だし汁1カップを入れて火にかける。

 (3)蒸気が出ておいしそうな香りがしてきたら、残りのだし汁を入れる。

 (4)再び沸騰したら、塩としょうゆで味を調え、最後にミツバ(ゆでたコマツナでも可)を散らす。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年04月20日 更新)

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