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医療技術向上へ研修センター 川崎医科大付属病院が開設

臨床教育研修センターで人形を使い救急救命を実演する医師ら=川崎医科大付属病院

 医師や看護師の技術向上を目的に、川崎医科大付属病院(倉敷市松島)は、学内外の医療関係者 医師や看護師、学生の技術向上を狙いに、川崎医科大付属病院(倉敷市松島)は10日、医療機器の操作方法や看護手順などが学べる「臨床教育研修センター」を開設した。同病院以外の医療関係者や学生に開放。地域医療充実にも役立てる。

 センター(約1047平方メートル)は病棟だった11階東棟を改修。実際の病棟と同じ様式の一般病室や、集中治療室(ICU)、感染症対応病室、スタッフステーション、50人以上がセミナーを受けられる演習室を設けた。

 縫合や採血用のモデル人形、腹腔(ふくくう)鏡手術の練習モニターといったトレーニング機器、超音波検査装置、人工呼吸器など実際の医療機器を配備。同病院の医師や看護師が指導する学習プログラムを用意し、出産などで離職した看護師への復職支援も行う。

 センターで開設式があり、医師がモデル人形を使って、気道確保や止血などの救急救命を実演した。

 柏原直樹センター長は「良き医療人、教育者を育成し、地域全体の医療技術向上を図りたい」と話している。

 原則無料。問い合わせは同センター(086―464―1152)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年05月10日 更新)

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