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(下)写真撮り紛失に備えを

 皆さんの服薬管理に役立ち、万一の場合は医師らの貴重な情報源にもなる「お薬手帳」。東日本大震災を受け岡山県薬剤師会は、防災情報の入手方法をも加味したお薬手帳の作成を考えました。

 静岡県薬剤師会のお薬手帳には東海地震の発生が懸念されているからでしょうか、“防災一口メモ”のようなコーナーがあります。

 今は携帯電話やスマートフォン(多機能携帯電話)が浸透しています。災害などで失ったときに備え、写真撮影機能を活用してお薬手帳の内容を記録しておくとよいでしょう。

 情報技術(IT)がどんなに進んでも、薬の受け渡しは、フェース・トゥー・フェースが基本です。対面でこそ薬剤師も、患者さんの薬に関する情報をきめ細かに得ることができます。

 また、薬局でも、個人情報については厳重に管理し、プライバシーには配慮しています。お薬について、気軽に、かかりつけ薬局の薬剤師にご相談ください。

 (岡山県薬剤師会長・加藤圭一郎)
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年07月02日 更新)

タグ: 健康

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