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「洛陽に医療文化持ち帰る」 岡山で中国人医師ら研修

岡山旭東病院で研修する(左から)王さんと談さん

 岡山市の国際友好交流都市、中国・洛陽市にある基幹病院「洛陽市中心医院」の医師と看護師の2人が、中心医院と医療交流協定を結ぶ岡山市内の病院などで2週間の研修を終えて22日に帰国する。

 医師談華さん(49)と副看護師長の王麗莉さん(30)。中心医院と協定を2011年12月に結んだ岡山旭東病院(中区倉田)、10年12月に締結した岡山大病院(北区鹿田町)で研修した。協定に基づく受け入れは今回が初めて。

 主に研修した岡山旭東病院では、談さんは髄膜腫などの手術を見学。王さんは患者情報をスタッフで共有してケアを提供する取り組みなどを学んだ。洛陽市の別の病院と協定を結ぶ県精神科医療センター(同鹿田本町)でも研修した。

 談さんは「先進的設備を使った技術や、手術に伴う合併症などを患者に説明して同意を得ていく医療文化を持ち帰りたい」、王さんは「患者本位の医療サービスを提供しようとする理念を実践していることが参考になった」と話している。

 岡山旭東病院は今秋、医師と看護師の2人を洛陽市中心医院に派遣する計画。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年07月22日 更新)

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