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県内コロナ 第7波ピーク超え最多 直近1週間、連休明け検査数増加

 岡山県は13日、直近1週間(5~11日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。流行「第8波」が拡大し、新規感染者は2万6710人で前週(12月29日~1月4日)の1・7倍に増加。1週間当たりの感染者の過去最多を更新した。これまでの最多は第7波のピークに当たる8月18~24日の2万6673人だった。

 県によると、年末年始に人の移動が活発化した影響とともに、連休が明けて検査数が増えたことが要因とみられる。医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率は72・8%と前週(67・7%)より悪化し、うち重症者用の病床使用率も20・9%で先週(19・4%)を上回った。

 クラスター(感染者集団)は84件で前週(66件)より増加。高齢者施設(57件)と医療機関(26件)での発生が目立っている。

 こうした状況を踏まえて県は12日、感染状況に関する4段階のレベル分類を2番目に深刻なレベル3(医療負荷増大期)に引き上げ、県民に対して医療の負荷軽減につながる行動を求める「緊急のお願い」を出している。

 県保健福祉部は「第8波のピークは見通せない。医療への負荷は深刻で、救急車と救急外来の適切な利用や早期のワクチン接種を求めたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年01月13日 更新)

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