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磯崎氏 松岡良明賞受賞祝う 胃がん治療に貢献

謝辞を述べる磯崎氏

 がん撲滅に貢献した個人、団体を顕彰する山陽新聞社会事業団の第17回「松岡良明賞」を受賞したおおもと病院(岡山市北区大元)院長の磯崎博司氏(64)=同鹿田町=の祝賀会が27日、岡山市内のホテルで開かれた。

 医療関係者や友人ら約130人が出席。高谷茂男岡山市長らが「住民が健康で安心して暮らせる社会づくりのため一層活躍を」と祝辞。磯崎氏は経歴や研究成果に触れながら、「受賞は病院スタッフらのおかげ。今後も迅速で正確な診断と適切な早期治療の提供を心掛けたい」と謝辞を述べた。

 磯崎氏は胃がんの切除範囲を最小限に抑える手術法などを共同研究で確立し、早期がん患者の負担軽減に努めた。消化器外科医として胃や大腸など2千例を超える手術も行っている。

 同賞は故松岡良明・山陽新聞社元社長の遺族からの寄付を基に、がん征圧月間(9月)に贈っている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年10月28日 更新)

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