文字 

音楽で癒しの時間提供 倉敷中央病院が毎週木曜コンサート

倉敷中央病院が創立100周年を記念して開いているコンサート。職員らが出演する

 倉敷中央病院(倉敷市美和)は、今年6月の創立100周年を記念したロビーコンサートを週1回開いている。音楽が趣味の病院職員と地元の愛好家がピアノやギターなどを披露。地域への感謝と癒やしの時間を届ける。

 コンサートは毎週木曜(祝日を除く)の正午から約1時間、1階の休憩スペース「セントラル・パーラー」で行う。初回は2月上旬にあり、5歳からピアノを始めた小山貴・放射線診断科主任部長がベートーベンの交響曲第5番「運命」やエルガーの「威風堂々」を演奏し、患者らが本格的なクラシック曲に聴き入った。

 11月30日まで続け、今後は研修医による合唱など音楽のほか、日本舞踊やフラダンスなども計画する。

 実業家の大原孫三郎が設立した同院は「明るい病院」を基本理念に、温室や屋上庭園などの施設を備える。コンサートは、患者と家族が安らげる環境づくりに尽力する精神をつないでいこうと企画した。 

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年03月07日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ