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岡山県が食中毒注意報 ノロウイルス原因で多発

 ノロウイルスによる食中毒が多発する恐れがあるとして、岡山県は8日、県内全域に食中毒注意報を発令した。手洗いや十分な加熱調理の徹底を呼び掛けている。

 県指定の54医療機関で、1施設当たりの感染性胃腸炎の平均患者が10月29日〜11月4日の1週間で5・98人と、増加割合が2週連続で前週を1割上回り、注意報の発令基準を超えた。原因の多くはノロウイルスとみられる。

 県生活衛生課は、予防手段として、調理前や用便後のせっけんを使った手洗い、85度で1分以上の加熱調理などを挙げている。

 同課によると、昨シーズン(2011年10月〜12年3月)のノロウイルスによる食中毒は、岡山市内のデパートのレストランで1件発生、29人の患者が出た。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年11月09日 更新)

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