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50代男性に脳死両肺移植 岡山大病院

 日本臓器移植ネットワークは25日、栃木県済生会宇都宮病院(宇都宮市)に脳出血で入院していた30代男性が、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。法施行後、脳死臓器提供は201例目。

 岡山大病院(岡山市北区)では26日午前9時59分から大藤剛宏肺移植チーフらのチームが、気管支拡張症の50代男性への両肺移植を始め、およそ11時間後に無事終了した。3カ月後にも退院できる見込み。

 患者は2008年に同症と診断され、11年に移植ネットへ登録。同大病院の脳死肺移植は40例目、生体と合わせて101例目。

 このほか、心臓は東京大医学部付属病院、肝臓は広島大病院、膵(すい)臓は藤田保健衛生大病院で移植。腎臓と小腸は医学的理由で断念された。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年11月27日 更新)

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