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広島県 感染者病床を段階的に縮小 「5類」対応 医療提供体制は維持

広島県庁

 広島県は25日、新型コロナウイルスの「5類」移行後の対応を発表した。感染者向けの「確保病床数」は段階的に縮小・廃止していくが、必要な医療提供体制は維持する方針を示した。

 第8波のピーク時に906床設けていた確保病床は、5類へ移行する5月8日には684床とする予定。段階的に減らし、10月には廃止するが、これまで設けていなかった医療機関でも入院患者を受け入れるようにして対応する。

 相談窓口は、発熱した際などの「積極ガードダイヤル」を「受診案内・相談ダイヤル」(福山市は084―928―1350)に、感染者向けの「自宅療養者相談センター」を「療養者相談ダイヤル」(同050―2018―5812)に改称する。24時間対応は継続する。

 感染者への対応や支援については、国の方針に沿って行うことを25日に開いた県対策本部員会議で決めた。湯崎英彦知事は「引き続き必要な方が入院できる医療提供体制を確保する。一人一人ができる対策に取り組んでほしい」と呼びかけた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年04月25日 更新)

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