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個人輸入のやせ薬から未承認成分検出 岡山市が注意呼び掛け

 岡山市は6日、市内の20代女性がタイから個人輸入したやせ薬に、国内で承認を得ていない医薬品成分が含まれていたと発表した。女性は服用後に急性薬物中毒で入院、現在は回復している。

 やせ薬はタイ製の「ホスピタルダイエット」などと呼ばれる医薬品か類似品とみられる。厚生労働省によると、同医薬品による健康被害が疑われる事例は2002年以降で16件あり、4人が死亡。県内での報告は初めて。

 市保健管理課によると、女性はインターネットで錠剤6種類とカプセル剤1種類を購入。11月7日夜に7種類を服用、腹痛や嘔吐(おうと)を発症して市内の病院に救急搬送された。

 病院から同8日、市保健所に連絡があり、検査の結果、カプセル剤から血圧上昇や心拍数増加の副作用がある国内未承認のシブトラミンを検出した。同課は「個人輸入による安易な医薬品購入は避けてほしい」と注意を呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年12月07日 更新)

タグ: 女性

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