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マイナ保険証で別人情報表示 事務的ミス原因か

 マイナンバーカードの見本

 加藤勝信厚生労働相は12日の記者会見で、健康保険証がマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を利用した際、別人の情報が表示される事例が確認されていると明らかにした。事務的ミスが原因とみられる。

 一方、松本剛明総務相は、住民票の写しなどのコンビニ交付で誤交付が相次いだのを受け、全国の自治体と委託業者に関連システムの点検を要請したと明らかにした。不具合が明らかになった富士通Japan(東京)以外のシステムでも、同様の事態が起きていないかどうか確認する。

 松本氏は証明書交付のシステムについて「複数の社にまたがっているものなど、いろんなパターンがあるようだ」と説明。「誤交付が起きる仕組みになっていないか関連システムの点検の要請をした」と述べた。

 富士通Japanと富士通本社に対し、事実関係を聴取した上で再発防止を求めたことも明らかにした。

 証明書のコンビニ交付にはマイナンバーカードを使う。東京都足立区や横浜市などでは3月以降、他人の証明書が出る誤交付が発生。いずれも富士通Japanのシステム。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年05月12日 更新)

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