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臨床試験の情報入手を容易に 患者や研究者らが団体設立

 記者会見する「臨床試験にみんながアクセスしやすい社会を創る会」のメンバーら=8日午後、厚労省

 新しい薬の有効性や安全性を検証する臨床試験に患者が参加しやすくすることを目指す団体「臨床試験にみんながアクセスしやすい社会を創る会」を、がんや難病などの患者会、研究者らが設立し、8日に記者会見した。国内で進んでいる臨床研究や臨床試験の情報を容易に探せるデータベースの構築などを求める。

 臨床試験などの情報は、国立保健医療科学院が運営する「臨床研究等提出・公開システム(jRCT)」で見られるが、検索の仕方が複雑だったり、専門用語が多かったりと患者だけでなく医師も十分に使いこなせていないのが実態という。患者の環境によって得られる情報に差が出ることが問題視されている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年06月08日 更新)

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