文字 

岡山県、インフル注意報を解除 過去10季で最遅も患者数は最少

岡山県庁

 岡山県は8日、1月6日に発令したインフルエンザ注意報を解除した。新型コロナウイルス禍で注意報が出されなかった直近2季(2020~21年、21~22年)を除き、過去10季で解除時期が最も遅かった一方、患者数は最少だった。

 定点調査している指定医療機関(84カ所)1機関当たりの患者数の最新データ(5月29日~6月4日)が0・57人と2週連続で1人未満となり、解除基準を満たした。

 今季の患者数は4日現在9969人で、注意報が発令された19~20年に比べ6798人少なかった。発令は約1カ月、解除は約2カ月遅く、患者のピークは3月6~12日。検出されたウイルスはA香港型81・8%、09年に新型として流行したA型13・6%などだった。

 県健康推進課は「全国では流行が続いている地域もあり、手洗いなど感染予防を続けてほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年06月08日 更新)

ページトップへ

ページトップへ