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新型コロナ特化の研究集会開催 最新の情報共有、新たな成果へ

 新型コロナに特化した研究集会であいさつする東京大の佐藤佳教授=8日午前、東京都渋谷区

 新型コロナウイルスの最新の知見を共有する研究集会が8日、東京都渋谷区で開かれた。国内の研究者がウイルスの病原性や免疫の仕組みなどの情報を交換し、新たな成果につなげる狙いだ。主催者によると、コロナに特化した大規模な研究集会は全国で初めて。

 主催した東京大の佐藤佳教授(ウイルス学)によると、欧米はコロナでロックダウン(都市封鎖)した中でも、研究者同士が連携し、ウイルスの特性に迫る成果を出し続けた。一方で、日本はうまく機能せず後れを取ったという。開会式で佐藤さんは「日本のウイルス研究を盛り上げる一助になればうれしい」とあいさつした。

集会は9日までで、計約170人が参加する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年06月08日 更新)

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