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目の遺伝子治療薬を初承認 米では1億円超

 厚生労働省は26日、目の網膜の働きが悪くなり見えにくくなる「遺伝性網膜ジストロフィー」の遺伝子治療薬「ルクスターナ」の製造販売を承認した。製薬大手ノバルティスファーマが開発した。目の病気の遺伝子治療薬が承認されたのは初めて。米国では両目で85万ドル(約1億2千万円)かかり、日本でも高額になる可能性がある。

 遺伝性網膜ジストロフィーはRPE65という遺伝子の変異が原因で、暗いところで物が見えにくくなったり、視野が狭くなったりする病気。網膜色素変性もこの病気に含まれる。進行して失明する恐れもある。

 ルクスターナは両目の網膜下に注射し、光を感じる機能の回復を目指す。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年06月26日 更新)

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