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途上国に医薬品の特許開放を 国際団体、日本企業に訴え

 記者会見する「医薬品特許プール」のチャールズ・ゴア代表(左)ら=26日午後、東京都千代田区

 国連が支援する公衆衛生団体「医薬品特許プール(MPP)」は26日、東京都内で記者会見を開いた。日本の製薬会社に対し、必要な医薬品の特許をジェネリック医薬品(後発薬)メーカーに開放するライセンス契約を結ぶよう協力を求めた。途上国での後発薬の普及につなげ、医薬品が貧困層にも届くことを目指す。

 MPPはエイズ治療薬などを低中所得国に廉価で届けるために国際機関が設立したNPO。特許権を持つ製薬企業と交渉し、特許料を免除するといった内容でライセンス契約を結び、後発薬を幅広い層に行き渡らせる活動をしている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年06月26日 更新)

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