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自己注射サポート外来を開設 岡山大病院、患者の不安解消へ

岡山大学病院

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)は28日、総合内科・総合診療科内に「自己注射サポート外来」を開設したと発表した。より丁寧な指導で患者の不安を解消し、適切な使用ができているかチェックする狙い。同病院によると自己注射の専門外来は全国的にも珍しい。

 自己注射は、糖尿病患者が使うインスリンなど厚生労働省が認めた薬に限って行うことができる。近年、関節リウマチやアレルギー疾患などの薬も認められ、対象患者は増加しているという。

 これまで各診療科で対応していたが、個々の患者に質の高い指導を行うため専門外来を設置した。今月5日から毎週水曜午後に医師や看護師、薬剤師らを配置し、手順や注意点を指導している。受診には薬を処方した医師を通じた予約が必要。

 同科の大塚文男教授は「自己注射を必要以上に怖く思ったり、きちんとできているか不安に思ったりする人は多く、丁寧な説明や指導に努めたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年07月28日 更新)

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