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感染症研究所職員がチフス 菌取り扱い、経路不明

 国立感染症研究所=東京都新宿区

 国立感染症研究所は18日、チフス菌を扱う職員が腸チフスを発症したと発表した。研究で感染したかどうかは不明で、保健所が経路を調査中。感染研は菌の取り扱いが適切だったかどうか「確認中」としている。

 腸チフスはコレラと同じ感染症法の「3類」で、感染者の届け出が義務付けられている。感染研によると、職員は東京都新宿区の研究所でチフス菌の予防法や治療法を研究。11日に発熱や腹痛の症状で医療機関を受診して入院し、15日に診断された。ほかの感染者は確認されていない。

 腸チフスを発症すると39度を超える発熱や頭痛、下痢などの症状が出る。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年08月18日 更新)

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