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今季初のインフル注意報発令

 インフルエンザが本格的な流行期に入ったとして、岡山県は17日、今季初の「インフルエンザ注意報」を発令した。2月がピークとなる予想で、予防強化を呼び掛けている。

 定点調査している84医療機関の患者数(7~13日)が速報値で488人に上り、1施設当たりの患者数は5・81人と注意報の基準(5人)を超えた。保健所別では、倉敷市が最多の9・69人で、岡山市5・41人、備中5・25人など。488人のうち0~9歳が36%、10代21%と、10代以下が半数を超えた。

 ウイルスのタイプは、県環境保健センターで検査した22件のうち19件が重症化しやすいA香港型で、3件がB型。最新の全国データでもA香港型が86%、B型が9%、2009年に流行した新型は5%となっている。

 新学期が始まった県内の小学校などでも、インフルエンザとみられる集団風邪がここ数日で激増。14日までは2校計23人だったが、17日現在で36校園計466人に上った。

 昨季は注意報発令(2011年12月22日)から約1カ月後に、1施設当たり30人超が基準となる警報を発令。県健康推進課は「手洗いやうがい、人混みでのマスク着用など予防に努めると同時に、予防接種は効果が出るまで2週間程度かかるため早めに受けて」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年01月18日 更新)

タグ: 健康

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