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1型糖尿病の偏見なくそう 岡山済生会総合病院、患者会が意見発表

岡山済生会総合病院で開かれた1型糖尿病の患者会

 岡山済生会総合病院(岡山市北区国体町)は8月27日、1型糖尿病の患者会「1―DreaM岡山」を院内で開いた。同病院で医療ソーシャルワーカーを務める佐藤望美さんが「糖尿病をもつ人がもっと暮らしやすい社会に」と題し、差別や偏見のない社会の実現を訴えた。

 1型糖尿病は何らかの原因でインスリン分泌機能を失う病気。生活習慣とは無関係にもかかわらず、「甘い物の食べ過ぎ」「自己責任」といった誤解がまん延している。

 中学生の時に発症したという佐藤さんは「マイナスイメージをあおる情報があふれ、病気を隠しながら生きてきた。アドボカシー(権利擁護)活動を盛り上げ、差別や偏見、社会的不利益をなくしたい」と意見を発表。同じ思いを抱く会場の仲間たちは大きな拍手を送った。

 オンラインを含め、85人が参加。食生活や運動面で心がけていることなどをグループごとに話し合ったりして交流を深めた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年09月19日 更新)

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