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岡山県がインフル注意報発令 過去2番目の早さ

 岡山県は5日、季節性インフルエンザが流行期に入ったとして、今季初の「インフルエンザ注意報」を発令した。新型インフルエンザが大流行した2009年9月に次いで2番目に早い。例年は年明け以降に迎える流行のピークが大幅に前倒しされる可能性があるとして、県が予防対策の徹底を呼びかけている。

 県内84指定医療機関の1施設当たりの患者数が8月下旬に発令目安の1人を超え、直近調査(9月25日~10月1日)で5・50人となった。保健所別では美作(10・40人)備中(7・58人)岡山市(6・23人)真庭(6・00人)倉敷市(5・69人)など。9月4日から10月1日までの患者数は1599人で、15歳未満が7割超を占めている。

 県によると、新型コロナウイルス禍以降、インフルエンザの患者数は抑えられており、20年以降の2シーズンは注意報が発令されず、昨季も今年1月6日になって出された。健康推進課は「新型コロナの感染対策緩和が一因かもしれないが、全国的に流行の始まりが早まっており、患者数の増加も注視していく」とし、手洗いや手指消毒、換気といった基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年10月05日 更新)

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