文字 

コロナ 年末年始の感染拡大防止を 岡山知事、増加傾向踏まえ訴え

記者会見で新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの感染拡大防止を呼びかける伊原木知事

 岡山県の伊原木隆太知事は22日、帰省やイベントで人と接する機会が増える年末年始を控え、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの感染拡大防止に向けた県民への知事メッセージを発表した。同日公表された直近1週間の新型コロナの感染状況によると感染者数、入院者数ともに増加しており、場面に応じたマスク着用や換気、手洗いなどの感染対策を呼びかけている。

 メッセージは、基本的な感染防止策の徹底▽症状があれば外出を控えるなど体調を考慮した行動に努める▽高齢者ら重症化リスクが高い人へのワクチン接種を推奨―の3項目。この他、医療機関の負担を考慮し、かかりつけ医の受診をできるだけ平日の日中にするよう要請している。

 県によると、直近1週間(11~17日)に県内84の定点医療機関から報告された新型コロナの感染者は332人(前週253人)で1医療機関当たり3・95人(3・01人)。入院者も前週から33人増えて191人となり、いずれも4週連続で増加している。

 伊原木知事は22日の定例記者会見で、コロナが流行「第8波」にあった昨年の同じ時期と比べると現在の感染状況は落ち着いているとの認識を示した上で、「インフルエンザを含め『うつらない』『うつさない』行動を心がけ、楽しい年末年始を過ごしてほしい」と述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年12月22日 更新)

ページトップへ

ページトップへ