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PM2.5、全測定局で基準値突破 岡山県内、5日

 偏西風に乗って中国から飛来したとみられる微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度が県内でも上昇している。5日は13測定局全てで環境基準値(1日平均値で1立方メートル当たり35マイクログラム)を突破。6日も一時的ながら全局が35マイクログラムを超える値を記録した。

 濃度は4日夜から上昇。5日は終日高水準で推移し、岡山市北区の南方局で午後7時に最高75・0マイクログラムを観測した。1日平均値が最も高かったのは南方局の58・3マイクログラム。最も低かった同市中区の江並局でも36・3マイクログラムだった。

 6日も午前9時までに調整中の1局を除く12局で35マイクログラムを上回ったものの、午後には低下した。

 環境省は外出自粛など注意喚起の暫定指針を1日平均値が70マイクログラム超と予想される場合としている。判断は午前5〜7時の2時間値で85マイクログラム超を目安とされているが、県内で上回った局はなかった。県環境管理課は「今のところ、健康な人なら直ちに影響の出る水準ではない」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年03月07日 更新)

タグ: 健康

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