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心血管疾患で配偶者うつリスク増 発病した世帯を調査

 心血管疾患患者世帯における配偶者のうつ病発生率

 心筋梗塞などの心血管疾患を発病した患者の配偶者は、うつ病を発症するリスクが高いことが分かったとの研究結果を、ボストン大と京都大などのチームが12日付の国際科学誌に発表した。チームによると、患者本人の心血管疾患とうつ病に関連があることは報告されていたが、家族への影響が明らかになったのは初めてだという。

 がん患者には家族へのカウンセリングなどがあるが、心血管疾患の家族への対策は現状では行われていない。チームは「多くの施策は患者本人のみが対象だ。家族全体を意識したケアを提供することが、予防医療の観点から重要な視点となる」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2024年04月13日 更新)

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