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タケノコまんじゅう 食感生む道明寺粉

 この時季のおすそ分けの代表格といえば、タケノコでしょう。ただ、調理法に頭を悩ます人も少なくないと思います。そんな方にぴったりのおもてなしレシピをご紹介します。

 ポイントは、桜餅の原料でもある道明寺粉を使うことです。蒸した餅米を乾燥させて細かく砕いた物で、つぶつぶとした食感が生まれ、おいしさをひきたてます。

 タンパク質や食物繊維に加え、疲労回復に効果的とされるビタミンB群を含むタケノコ。まんじゅうに添えるワカメも代謝を活発にするといわれるヨウ素を含んでいます。まんじゅうは冷凍で保存できるのもメリット。ぜひ、気軽にトライしてほしいと思います。

 ところで―。この季節になると、料理人として大事なことを教えてくれたある出来事を思い出します。次回は、その思い出のメニューを紹介したいと思います。



 <材料>(5人分)

タケノコ250グラム、道明寺粉25グラム、ワカメ、サンショウ、かたくり粉各適量、あん(だし汁3.5カップ、しょうゆ大さじ1、みりん同2、塩小さじ1/3)

 <作り方>

[1]タケノコをフードプロセッサーなどでつぶす

[2]つぶしたタケノコに道明寺粉を入れて混ぜ、約25分おく

[3]5個に分けて丸め、かたくり粉を着けてなじませてから油で揚げる

[4]あんの材料を煮立て、水溶きかたくり粉でとろみを付ける

[5]ワカメ、サンショウとともに器に盛りつける
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年05月21日 更新)

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