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「健康寿命」延ばす試み募集 市町村など対象、県モデル事業

 岡山県は、一生のうち日常生活に支障が出る病気にかからず過ごせる「健康寿命」を延ばそうと、市町村や民間団体からモデル事業の募集を始めた。国の2010年調査では県内は男性69・66歳で全国41位、女性73・48歳で同29位と低迷しており、アイデアを幅広く募って挽回を図る。

 県内の平均寿命は男性79・77歳で全国15位、女性は86・93歳で同8位と比較的高い。県は3月に策定した「第2次健康おかやま21」で健康寿命の延伸を目標に立て、生活習慣病の予防や生きがいづくりなどを進めている。

 モデル事業は楽しみながら長続きできる取り組みを想定。全国的には、健診などを受ければ特典のあるポイントが付く「健康マイレージ」、インターネットのメーリングリストなどを通じて仲間から励まされながら禁煙を続ける「禁煙マラソン」などがあるという。

 1事業当たりの補助額は市町村主体なら250万円、団体だと30万円で、それぞれ3件程度を予定。事業期間は原則1年だが、長期間必要な場合は3年を限度に延ばせる。県健康推進課のホームページから事業計画書をダウンロードして7日までに申し込む。

 同課は「全県一律の事業ではなく、地域ごとで実効性ある取り組みを提案してもらい、他地域にも広げたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年06月03日 更新)

タグ: 健康

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