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ホット人いき 岡田宏基さん(51)=高松市 岡山大病院総合患者支援センター副センター長 患者と“生きた交流”を

岡田宏基さん

 「大学病院は敷居が高いといったイメージがあるが、それを取り払い、地域に開かれた病院づくりを進めている。患者さんとの“生きた交流”を大事にしたい」

 二〇〇四年九月、香川大病院から岡山大病院総合患者支援センターに赴任。患者らから寄せられる入院中や退院後の健康への不安、介護保険や福祉制度の相談などに応じ、地域の医療機関との連携にも力を入れている。

 自ら先頭に立って進める「遠隔医療支援システム」は、テレビ電話機能付きの携帯電話を使い、医師と患者、在宅介護者らを結ぶ。自宅から体調の変化などをリアルタイムに伝えられ、医師も容易に患者の姿を見ながら相談に応じ、また機器の使い方をアドバイスできる。「互いに顔を見ることで安心できる。こうした手段が今後の医療には不可欠」と強調する。

 五月上旬にはセンターが運営する患者図書室が南病棟一階にリニューアルオープンする。「病院案内などで患者をサポートしてくれるボランティアの力は大きい。地域の方々のより多くの参加を期待するとともに、図書室の充実などの取り組みを通じ、入院患者のストレスを少しでも減らせるよう努めたい」と話す。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年04月25日 更新)

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