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風疹予防接種費用を全額助成 7月から和気町、岡山県初

 岡山県和気町は21日までに、妊娠の可能性がある女性らに風疹の予防接種費用を全額助成することを決めた。風疹の全国的な流行を踏まえた措置で、県によると接種費用の助成は県内市町村で初めて。

 19歳以上50歳未満の町民のうち、妊娠の可能性がある女性や同居の家族らが対象。4月以降の接種にさかのぼって適用し、7月1日から来年3月末まで申請を受け付ける。医療機関で接種費用を支払った後、町に申請して払い戻しを受ける。

 町は、風疹ワクチン200人分(接種費用6千円)、風疹・麻疹混合ワクチン100人分(同1万円)の申請を想定。助成費220万円を盛り込んだ2013年度一般会計補正予算案を6月定例町議会最終日の24日に追加提案する。

 風疹は妊娠初期の女性が感染すると胎児が難聴や白内障、心臓病などの「先天性風疹症候群」になる恐れがある。県内では備前市、久米南町なども助成を検討しているという。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年06月22日 更新)

タグ: 健康子供感染症

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