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乳幼児中心に手足口病急増 岡山県、注意呼び掛け

 乳幼児を中心に夏に流行し、口の中や手足に水疱(すいほう)性の発疹(ほっしん)ができる「手足口病」の患者が県内で急増している。直近の4週間(6月24日―今月21日)の患者数は1133人。同時期で比較すると、過去10年では2011年の1856人に次ぐ多さで、県健康推進課は注意を呼び掛けている。

 最新の県の感染症発生動向調査(指定54医療機関)によると、患者数は1週間で414人。前年同期(19人)の約20倍に上り、患者数も10週連続で増加した。地域別では岡山市が160人と最も多く倉敷市60人、備前保健所管内53人など。年齢別では3歳以下の乳幼児が約8割を占めた。

 手足口病は発疹のほか、微熱、喉の痛み、食欲不振といった症状を伴う。飛沫(ひまつ)や便の接触を通じて感染。まれに重症化し、髄膜炎など合併症を発生することがあるという。

 同課は「例年8月下旬ごろまで流行が続く。一番の予防になる手洗いやうがいを徹底してほしい」と訴えている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年07月27日 更新)

タグ: 子供感染症

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