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直径3ミリ、世界最小の人工筋肉開発 池田製紐所、岡山大、サムスン

池田製紐所などが共同開発した人工筋肉

 細ひもメーカーの池田製紐(ちゅう)所(倉敷市児島唐琴)と岡山大、韓国サムスン電子グループは31日までに、直径3ミリの人工筋肉を共同開発した。実用化されれば世界最小サイズ。ゴム製チューブ管を高強度繊維で包み、チューブに送り込む空気圧で伸縮させる構造で、チューブ管に繊維を格子状に巻き付ける技術に池田製紐所のひもづくりのノウハウが採用された。

 人間のように細かく、しなやかに動く人工筋肉は、成長分野であるロボット産業や精密機械といった幅広い領域で活用が見込まれ、開発競争が加速している。今回の人工筋肉は安価に量産でき、医療機器分野などでの利用を目指す。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年08月01日 更新)

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