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高校生が医療現場体験 大田記念病院で1日研修

放射線技師(右)の案内で血管撮影室を見学する金光学園の高校生たち

 文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されている金光学園中高(浅口市金光町占見新田)の高校生が1日、福山市沖野上町の脳神経センター大田記念病院で一日体験研修を行い、医療現場に対する理解を深めた。

 進路選択の参考にしてもらおうと同学園が要請。病院の社会貢献事業の一環として開いた。医師や看護師、薬剤師などとして働くことを目指す1〜3年生40人が参加した。

 同病院は脳疾患の診断や治療で知られる。病院を運営する社会医療法人の大田泰正理事長らから、医師を志した動機ややりがい、脳卒中の症状や治療法などを聞いた後、グループに分かれて院内を見学した。

 エックス線で血管の状態を確認しながら脳内の手術などを行う「血管撮影室」では、放射線技師が「医師が患部の状態を的確に把握できるよう映像を撮影し、処理するのが私たちの役目」などと説明。生徒は興味深そうに聞き入っていた。一部の生徒は手術室で、脳動脈瘤(りゅう)の破裂を防ぐ実際の手術を見学した。ベッドメークなどの体験もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年08月02日 更新)

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