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結核早期発見・治療を 倉敷で街頭啓発

ちらしなどを配って結核予防を呼び掛けた街頭啓発活動

 結核予防週間(24~30日)を前に、岡山県や県健康づくり財団などは21日、JR倉敷駅北口で街頭啓発活動を行い、駅利用者らに早期発見・治療の大切さなどをアピールした。

 約20人が結核のない社会を目指す「複十字シール運動」への協力要請ちらしを入れたポケットティッシュを配布。初期症状が風邪に似ていることで受診が遅れる例が多いとして、「長引くせきは赤信号」と注意喚起した。

 同財団の大森弘介専務理事は「結核は過去の病気ではない。予防啓発を続けることで撲滅を図りたい」と話した。国内外での予防、治療活動に充てるための募金も呼び掛けた。

 県内の2011年の新規結核患者は311人。70歳以上が51・5%を占めており、戦前から戦後にかけてのまん延期に感染し、免疫力が低下した高齢期に発病する例が多いという。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年09月22日 更新)

タグ: 健康高齢者感染症

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