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重篤アレルギー対処法学ぶ 学校保健会、岡山で研修会

練習用キットを使い、エピペンの使い方を学ぶ教職員ら

 昨年12月に都内の小学校で食物アレルギーのあった児童が給食後に死亡した事故を受け、再発防止に向けた研修会(日本学校保健会など主催、県教委など共催)が4日、岡山市で開かれた。県内の養護教諭ら約450人が、重篤なアレルギー症状・アナフィラキシーを和らげる自己注射薬「エピペン」の使い方を中心に緊急時の対応を学んだ。

 文部科学省学校健康教育課の知念希和専門官が「養護教諭や担任だけでなく学校全体で日ごろから準備を」と呼び掛けた。続いて大阪府立病院機構呼吸器アレルギー医療センターの亀田誠小児科部長が、エピペンの使い方を指導した。

 参加者は本物そっくりの練習用キットを何度も自分の太ももに押し当てて、針を刺す場所を確認した。児童の発症を想定し、校内での役割分担も学んだ。

 県内では3月末現在、小、中、高校生119人が食物アレルギーでエピペンを処方されている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年10月05日 更新)

タグ: 健康子供

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