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橋幸夫さん「認知症向き合い成長」 岡山で母親の介護体験講演

講演する橋幸夫さん

 歌手橋幸夫さんによる認知症をテーマにした講演会(森脇法律事務所主催、山陽新聞社など後援)が14日、岡山市北区表町の岡山シンフォニーホールで開かれ約600人が聴講した。

 橋さんが「温(ぬく)もりの架け橋。」と題し、認知症の母親を介護した経験を踏まえ講演。母親が夜中に徘徊(はいかい)、警察に保護されパトカーで帰宅したことなどをユーモアを交え披露し、「気力や体力を要したが、母の目に映る世界や認知症への戸惑いに向き合った時間は自分を成長させてくれた」と話した。

 認知症患者の急増に触れ、「誰もが認知症や老いを自分のこととして真剣に考えなければならない時に来ている」とし、「長生きするなら感動の多い毎日を過ごして健康でいよう」と呼び掛けた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年10月16日 更新)

タグ: 高齢者

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