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“コンビニ受診”減へ連携 倉敷、岡山の病院がサポーター育成

 倉敷、岡山市の13病院は連携し、地域医療の在り方をともに考える市民「わが街健康サポーター」の育成に11月から乗り出す。高齢化で医療ニーズがさらに高まると予想される中、住民にも役割を担ってもらいながら関係を構築。大病院や救急外来の“コンビニ受診”を減らすため、適正受診などについて周囲に理解を広める。

 倉敷中央病院(倉敷市美和)の地域医療連携室が主催し、同病院を含む倉敷市内12病院と岡山市南区の1病院が参加する。一般から受講を募り、おおむね3カ月おきに「救急医療」「かかりつけ医」といったテーマを設けて講演会を開くほか、医師を交えて改善策などを話し合うミーティングも行う。

 講演会への参加が3回で「ブロンズサポーター」に認定。さらに講演会やミーティングへの参加回数を重ねることで「ゴールドサポーター」となる。最高位の「プラチナサポーター」は、自主的に講座をコーディネートする力も問う。

 第1回の講演会は11月7日午後2時から倉敷中央病院で開き、「ともに守ろう地域の医療」などのテーマで医師が講演する。参加無料だが、事前申し込みが必要。問い合わせは同連携室(086―422―5218)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年10月19日 更新)

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