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病院火災から患者守れ 秋の予防週間前に避難訓練

はしご車で放水訓練を行う消防隊員

 秋の火災予防運動(9~15日)を前に、岡山市消防局は8日、岡山リハビリテーション病院(中区倉田)で、火災から患者を助け出す訓練を行った。

 同病院2階のリハビリテーション室のガスこんろから出火し、延焼しているとの想定。病院職員が患者役を務め、消防隊員と病院職員計約120人が参加した。

 病院職員が火災を見つけ、119番。患者約30人を車いすに乗せ、次々と病院外へ避難させた。中消防署などから救助工作車やポンプ車など11台が出動。消防隊員が3階屋上に避難した患者をはしご車に乗せ、6階屋上にいた患者をヘリコプターでつり上げ救助した。放水訓練も行った。

 終了後、長瀬正典消防局長は「病院火災では避難が困難な人が多い。訓練を通して消防と病院の連携を強めたい」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年11月09日 更新)

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