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命や生き方考える 岡山で看護フォーラム シンポや講演に1800人

命や生き方について考えた看護フォーラム

 看護の日(十二日)に合わせ、日本看護協会などは十四日、看護フォーラムを岡山市表町の岡山シンフォニーホールで開き、市民、看護学校生ら約千八百人が命や生き方について考えた。

 シンポジウムでは、県内の保健師と助産師、看護師の三人のパネリストが、中絶など若者の性をめぐる問題、命の誕生の瞬間の素晴らしさなどを報告。

 コーディネーターの岩室紳也・地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長は、一人きりの食事やメールの普及などで若者のコミュニケーション能力が失われていると指摘。「知識や情報はあっても他人との対話がなければ、生きる力は生まれない」と訴えた。

 岡山市出身の五輪メダリスト有森裕子さんも、スポーツを通じた自らの国際貢献活動などについて講演し、「人に手を差し伸べるには、自分が必死で生きるのが条件」と話した。

 フォーラムは東京と地方で毎年交互に開いており、岡山では初めて。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年05月15日 更新)

タグ: 健康福祉

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