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川崎医大博物館にアゴラ賞 消化の仕組み分かりやすく紹介

消化器をテーマにした川崎医大現代医学教育博物館の展示(同館提供)

 実験や講座などを通して科学について学ぶイベント「サイエンスアゴラ2013」(科学技術振興機構主催)に出展した川崎医大現代医学教育博物館(倉敷市松島)が、他の模範となる展示をした団体に贈られる「サイエンスアゴラ賞」を受賞した。26日、東京で授賞式が行われる。

 同館は、「人体にとりこめ! ウェルCome噛(か)む消化ランド」と題して、遊園地に見立てた体験型のブースを展開。紙に描かれた胃や腸といった消化器を切り抜いてエプロンに張り付け、臓器の位置や機能について学ぶ「消化器エプロン」の製作や、内視鏡で胃の模型を観察するコーナーを設け、消化の仕組みをわかりやすく紹介した。

 イベントは11月9、10日、日本科学未来館(東京)などで、研究機関や学校、NPOなど過去最多の約230団体が参加して開催。来場者と出展者の投票を参考に、サイエンスアゴラ推進委員会が企画内容を検討して、同賞11件、特別賞4件を選んだ。

 同館は「身近だが難しい医学の世界を、体験しながら分かりやすく紹介できる展示を今後もしていきたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年12月20日 更新)

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