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終末期医療を考えよう 在宅訪問診療医が岡山で講演

終末期医療のあり方について考えた講演会

 誰にでも訪れる人生の最期について考えようと、岡山県介護支援専門員協会は21日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールで講演会を開いた。倉敷市玉島乙島の自身のクリニックで在宅訪問診療に取り組む守屋修院長が実際にみとった例を示し、約300人が終末期医療のあり方について理解を深めた。

 守屋院長は、1994年からの20年間で、約60人のがん患者を在宅でみとってきたことを紹介。「家族から『普段の生活の中でお別れを言うことができた』『絆がより深まった』という声をいただいた。私自身も在宅で最期を過ごす素晴らしさを多くの患者から教えられた」と話した。

 ただ、日本では8割を超える人が病院など施設で亡くなっている現状から、地域の医療関係者が連携する重要性も指摘。「普段から自分ならどんな最期を迎えたいか、家族で話し合っておくことが大切」と強調した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年03月22日 更新)

タグ: がん

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