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岡山大病院で救急医療研修 ミャンマーの女性医師2人

県医師会を表敬訪問するタンダー医師(右から2人目)とシュー・ワー医師(右端)

 救急医療の技術やシステムについて学ぶため、ミャンマーの女性麻酔科医2人が岡山県医師会などの招きで来岡。7月中旬まで、岡山大病院高度救命救急センター(岡山市北区鹿田町)を拠点に研修し、スキルアップに励む。

 ヤンゴン医科大のカーン・シュー・ワー医師(44)とタンダー・ウィン・ノエ医師(42)。2人によると、同国では救急医療体制の整備が遅れていたが、近年、政府主導で救急医の育成を急いでいるという。

 15日夜に空路で来岡した2人は16日、同市中区古京町の県医師会を表敬訪問。シュー・ワー医師は「研究の成果を母国に持ち帰り、救急システムの構築に生かしたい」と抱負を述べ、石川紘県医師会長が「お手伝いできることを幸せに思う。しっかり学んでほしい」と激励した。

 研修は21日にスタート。岡山大津島キャンパス(同市北区津島中)にある留学生宿泊施設に滞在しながら、同センターの氏家良人教授らの指導を受ける。滞在費などは同大から支援要請を受けた県医師会が負担する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年04月17日 更新)

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