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福祉施設、養護教諭も対象に 結核医療相談支援センター

 岡山県は国立病院機構南岡山医療センター(早島町)と県健康づくり財団付属病院(岡山市北区平田)に設けた「結核医療相談・技術支援センター」での相談対象を医療機関だけでなく、社会福祉施設や養護教諭にも広げ、周知を図っている。

 同センターは患者の減少に伴い、結核の診断・治療をする機会が減っている地域の医師らをサポートする目的で昨年10月に開設。南岡山医療センターが毎週月曜と木曜、県健康づくり財団付属病院が毎週金曜のいずれも午後1時〜5時に相談に乗る。

 県によると、両センターの相談件数は2013年度末で42件にとどまる。一方、症状のある肺結核患者が初診から診断に1カ月以上かかった「診断遅れ」は12年で23・8%に上っており、早期発見による感染拡大や重症化防止が課題だ。

 県健康推進課は「結核は早めの対応が何より重要。気になる症状の人がいたら、すぐ相談してほしい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年05月14日 更新)

タグ: 健康感染症

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