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岡山県内の介護支援専門員 NPO法人旗揚げ  連携強化、専門性向上へ

 岡山県内で活動する介護支援専門員(ケアマネジャー)でつくる「NPO岡山県介護支援専門員協会」の発会式が十日、岡山市内で開かれ、互いの連携を強めながら、専門性を高めていくことなどを申し合わせた。

 任意団体だった県介護支援専門員連絡協議会を母体にNPO法人化。ケアマネジャーの社会的認知度と発言力を高めることなどが狙い。県に登録した有資格者約八千人のうち、実際に仕事をしているのは約二千五百人とみられるが、同協会にはその八割近くの約二千人が参加する予定。

 堀部徹会長(老人保健施設エスペランスわけ施設長代理)はあいさつで、「ケアマネジャーの技術を正当に評価してもらえるよう提言していきたい」と述べ、三年後の介護保険制度改定などをにらみ、国への提言も視野に活動の幅を広げていく方針を示した。

 ケアマネジャーは、介護保険で要介護認定者の症状に応じて提供するサービスの計画作成などにあたる。訪問介護などの事業者に所属している人が多く、「事業者の意向に沿った計画づくりになりやすい」とも指摘される。一方、ケアマネジャー側には「仕事量と報酬が見合っていない」などの不満がくすぶっている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年06月11日 更新)

タグ: 介護高齢者福祉

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