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岡山衛生会館、老朽化で閉鎖へ 2015年12月以降

2015年12月以降に閉鎖されることが分かった岡山衛生会館

 三木記念ホールや県医師会などが入る岡山衛生会館(岡山市中区古京町)が老朽化に伴い、同会が別の場所に移転予定の2015年12月以降、閉鎖されることが20日分かった。閉鎖時期や活用策は未定で、今後、土地と建物を所有する同会と岡山市医師会、岡山県の3者で協議して決める。

 同会館は敷地約2300平方メートル、建物は鉄筋コンクリート地上6階地下2階延べ約8500平方メートルで、1971年3月に完成した。両医師会や県精神保健福祉センターのほか、県病院協会など6団体が入居している。同ホールは632席で各種講演会などに利用され県民に広く親しまれてきた。

 しかし、建物が耐震基準を満たしていない上、築40年以上が経過して老朽化も深刻なため、県医師会は新しい医師会館を建設する方針。用地はJR岡山駅西側の同市北区駅元町に確保し、15年12月完成を目指している。また健診センターなどを併設している岡山市医師会は既存の施設へ移転する意向で、現在、候補の選定を進めている。15年度中にも移転を終えたい考え。

 県精神保健福祉センターは16年4月、県精神科医療センター(同鹿田本町)に近接する同厚生町の候補地に移転新築する見込み。鉄筋コンクリート造りで延べ1千平方メートル程度を想定。県は現在、地権者と用地取得に向けた交渉を進めている。

 県医師会は「閉鎖時期や今後の活用についてはまだ何も決まっておらず、関係団体と協議しながら進めていきたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年05月21日 更新)

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