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合同入職式で同期意識育む 介護・福祉現場定着へ岡山県

介護・福祉現場の新人職員を対象に県が初めて開いた「合同入職式」

 離職率の高さや人手不足が課題となっている介護・福祉現場で職員の定着を狙いに、岡山県は2日、新人職員を対象とした初の「合同入職式」を岡山市内で開いた。介護福祉士やケアマネジャー、保育士ら82人が参加し、職場の垣根を越えて同期意識を育んだ。

 ベテラン職員は体験談を披露してアドバイス。同市内の介護付き有料老人ホームで施設長を務める介護福祉士安達悦子さん(54)は「前向きな話ができる仲間を見つけることが自身の成長にもつながる」、瀬戸内市内の保育園で働く保育士榎勇樹さん(30)は「しんどいと思った時には立ち止まることも大切。自分らしく仕事をしてほしい」とエールを送った。

 先輩職員を交えてのグループ座談会では、仕事のやりがいや苦労を語り合った。赤磐市内の特別養護老人ホームで働く介護福祉士女性(21)は「同じ仕事をしている仲間と話ができ、自分ももっと頑張らないといけないと思った」と話した。

 合同入職式は津山鶴山ホテル(津山市東新町)でも6日に開催。定員に若干余裕がある。参加無料。問い合わせは県保健福祉課(086―226―7317)。 
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年06月03日 更新)

タグ: 介護福祉

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