文字 
  • ホーム
  • 岡山のニュース
  • 子育て世代 地域で応援 新見・セミナーキャラバン隊 在り方や急病対処 市民ら280人学ぶ

子育て世代 地域で応援 新見・セミナーキャラバン隊 在り方や急病対処 市民ら280人学ぶ

安心して子育てできる社会について考えてもらおうと開かれたセミナー

 安心して子どもを生み育てられる環境づくりを狙いに、「キャッチして子どものSOS―子育てセミナーキャラバン隊in新見」(山陽新聞社会事業団主催)が二日、新見市新見のまなび広場にいみで開かれ、子育て世代の市民らが、育児の在り方や急病などへの対処法に理解を深めた。

 約二百八十人が参加。東洋大の白石真澄教授が「健やかな子育てを地域で支える」と題して特別講演。福祉の進むノルウェーなどを例に、女性が社会進出し、よく働くほど子どもが増えている現状を説明した。

 また、女性が安心して働けるように、育児経験の豊富なお年寄りらでつくる市民組織が子どもを預かるなど、地域でできる支援策は多くあると指摘。「子育て世代が地域から大切にされ、応援されていると実感できる雰囲気をつくっていってほしい」と呼び掛けた。

 続いて、国立病院機構岡山医療センターの青山興司院長をコーディネーターに、「子どもの急な病気・けがなどの対処法」をテーマにセミナーを開催。新見中央病院小児科の藤本喜史医師や、岡山大病院小児神経科の秋山倫之講師ら五人が小児医療の現状などを講演した。

 藤本医師は「子どもの変化に気付くことができるよう普段から状態を把握してほしい」と強調。秋山講師は、子どもがひきつけた際の対応の仕方などを紹介した。

 青山院長は「地域のお年寄りたちが子育ての仕方を若い親たちに教えるなど、おせっかいをやいてほしい」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年07月03日 更新)

タグ: 健康子供

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ