文字 

岡山は男18位、女15位 全国20大都市の健康寿命

 介護を受けたり寝たきりになったりせず、自立して健康に日常生活を過ごせる「健康寿命」について、厚生労働省の研究班が政令指定都市など全国20大都市のランキングを初めてまとめた。岡山市は男性18位、女性15位と男女とも下位だった。

 厚労省が2010年に全国75万人を対象に行った国民生活基礎調査で「健康上の問題で日常生活に影響がない」と回答した人のデータを基に、大学教授らのグループが同省の助成を受けて集計した。これまで都道府県別のランキングが公表されたことはあったが、都市レベルは初めて。

 岡山市の男性の健康寿命は69・01歳、女性72・71歳。全国平均(男性70・42歳、女性73・62歳)をともに下回った。1位は男女とも浜松市(男性72・98歳、女性75・94歳)で、岡山市との差は男性3・97歳、女性3・23歳だった。

 併せて発表された寝たきりなどで「日常生活に支障のある期間」を見ると、岡山市は男性10・65年、女性14・52年。長い方から男性は19位、女性は18位と下位に低迷した。

 健康寿命が短く、日常生活に支障のある期間が長いことについて市保健管理課は「理由は分からないが、健康寿命が全国下位にあるのは事実。上位の市の取り組みを調べ、効果的な高齢者の健康づくり、生きがいづくりに取り組みたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年08月14日 更新)

タグ: 健康介護

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ